●匠総合法律事務所
最近、秋野弁護士は、契約内容を確定してから請負契約を締結するように、と指導しているが、そんな事を言っていたら競合他社に負けてしまう。もっと早く契約を締結しなければならないと思っているのだが、法的にリスクがない方法はないか?といった法律相談を受けます。
確かに、顧客と出会ってから平均14日で契約を締結するという凄腕会社も現れているとのこと。モタモタしていたら、競合他社に顧客を奪われてしまう、という焦りの気持ちもよく分かります。
しかし、平面図と立面図と建築予算が決まったから、「一応、契約をしましょう」というのでは、あまりに紛争リスクが高すぎます。
よく、ビルダーさんは「契約後、いくらでも追加変更に応じますから」と言って顧客の背中を押して契約をするそうですが、次のような事案が発生したら、どうしますか?
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