2006年05月08日

ロハストレンドの正しい読み方 その2

執筆者中野博
●エコライフ研究所

 アメリカが本場のLOHASを知らずして、日本で紹介されているカタカナのロハスの情報だけを一生懸命に収集している人が最近目立っている。しかし、本来あるべきLOHASの思想や哲学を知らないのは、工務店経営としてはマイナスだと思う。

 なぜならば、「地域のお客様のために!」「環境にも健康にも良い家を建てます!」なんていううたい文句もすべてLOHASの思想に相通ずるものだからだ。 にわかブームのように押し付けているような日本語のロハス(私はこれを『J@ロハス』と命名します)は、本家LOHASとは次元もレベルも思いも違うのだ。

 日本は村社会とよく揶揄されていますが、現在の「J@ロハス」をめぐって商標権の奪い合いが大きな問題点となっており、本来あるべきサスティナビリティー(持続可能性)を台無しにしてしまっている。

 LOHASの提唱者である社会心理学者のポール・レイ博士にもこの点をお伝えすると、「なぜ日本はそんな小さな話にしてしまっているのか不思議だ、商標権なんかでこの概念を足止めにしているのは残念だ。アメリカではまだ日本ほどはLOHASと言う概念は普及していない。(この点を実は日本人の多くは知らない、なぜならばマスコミ情報を鵜呑みにする国民性だから)私は20年間もこの概念の普及につとめているが、ようやくアメリカ人のアッパー(上流階級、知識層)に受け入れ始めてもらったところだ。」と語ってくれた。

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 工務店経営者には、LOHASの本場でこの概念を学べとは言わないが、LOHASの思想が意図する「健康と持続可能性を追求する生活様式(ライフスタイル)」を実現できるような家づくりを今一度真剣に目指して欲しい。

 そのためには、経営理念に遡って今一度なんのために存在するのが工務店なのか?地域ビルダーなのか?を社内でも検討して欲しい、各種グループの中でも議論して欲しい。

 最近、マーケティングと言う言葉を覚え始めた工務店経営者も増えてきたが、小手先のテクニックを磨くことだけがマーケティングではない。

 マーケティングの定義は時代とともに変化するものだし、3年前のマーケティングの本や少し前にはやったマーケティング関連の本を読んでいてはダメだ。その本を読んでみよう見真似でチラシを作り、広告を打つ頃には、すでに陳腐化して、反応は低くなっている。何よりもベストセラーほどになったマーケティング手法は、顧客も知っている可能性もあり、それを実践しているのか!と思われたら、あなたの会社に対して、どう思うだろうか?

 頭脳を持った住宅会社が今まさに必要とされているのだ!
posted by s-housing at 11:08| 中野博のエコマーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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