2006年08月08日

中野博が体験した衝撃的な事件?

執筆者中野博
●エコライフ研究所


『中野さん、あなたにまずは1億円ほど出資しますよ!』
という突然のオファーを私は受けた。今年の4月の出来事である。

 1億円の出資を申し出てきたのは、その筋の世界では有名な投資家であり、彼自身も5つの上場会社を経営している凄腕の人物である。彼はこれまでに、自ら創業した2つの企業を上場させ、3つの上場会社を再建させている。彼が率いる企業グループの時価総額は数千億円以上である。

 名前は言えないが、彼は個人資産約800億円にまで達しているようであるが、もっと上を狙っているらしい。彼が現在関心あるテーマは『エコライフ&ロハス』なのだ。

 私が、この金持ち父さん(ここでは仮にこう呼ぼう)に出会うことになったのは、友人の紹介であった。
 『中野、実はある人物に会って欲しいのだが、赤坂に来てくれないか?2時間くらいは欲しい。俺の大事なお客さんが、どうしても中野に会いたいと言っているから、頼む。』
 
 私は大学時代の親友の頼みであったので、気軽に赤坂のある場所へぶらりと顔を出した。その時に会った金持ち父さんは、ひたすら自分の関心ある事業やこれまでの実績につき熱く思いを語り終えると、私に質問を開始した。

 最初の質問が度肝を抜かれた。
『中野さんのビジネスへの理念は何ですか?どうして、エコなんですか?』
 
 こうした質問は10年ほど前から5年ほど前まではよく聞かれたのだが、久しぶりに基本的な質問を、しかも緊張する雰囲気の中で初対面の相手に聞かれるとは!

 私は彼の質問に素直に答えた。

彼は話を真剣な眼差しで聞き続けて、さらに質問を重ねて深めてくる。

 なかなか鋭い眼光にびびりそうだったが、外人相手と思い改めて、こちらも外人へのプレゼン気分で必死に自分の思いや夢、これまでに何にこだわりどう生きてきたか、をまくし立てた。

 自分でも正直なところ、なぜこんなところに来て、何のために必死に自分の理念や夢や環境問題についての自分のかかわり方を述べているのか、わからなかった。しかし、相手が本物のビジネスマンであり投資家であるが故の純粋な質問に気をよくしている事に話を終えて感じた。

 その時である。想像もしない提案がされたのは!

 『中野さん、あなたが10年間やってきた事は素晴らしい。それに事前に全部あなたの書かれた本を読ませていただいたが、ブレがない。今日は中野さんにじきじき会って話が聞けてよかった。あなたは本当に軸がしっかりしている。まさにあなたの経営理念に賛同しますし、あなたの今後に大いに期待します。』

「どうも、ありがとうございます。」

『ところで、中野さん、あなたは今後もっと大きなビジネスで成功してみる気はないですか?そろそろエコもビジネスとして大きく開花する時期でしょうし、コンサルタント業や著述業だけでは食えないでしょう。それに世の中を大きく変えるには、ビジネスですよ。あなたは、それだけの力があるし、人脈も知識もあるのに、今の仕事に甘んじているのは、なぜですか?』
 
 さすがに、この質問には揺さぶられた。この後に冒頭で紹介した台詞が出てきたのだ。

『中野さん、だいたいコンサルタントの方はみんなビジネス経験が少ないものですし、お金がないんですよ。中野さん、あなたは人のビジネスのお手伝いをするコンサルタント業なんかやめて、エコロジーを具現化するビジネスで勝負するべきですよ。自らが考えるエコハウスの体系をビジネスモデルとして中野ハウスをするべきですよ。もし、それを実現するならば、私はあなたにまずは1億円を出資します。もちろん、モデルハウスを建てるべきですから、その費用は別に私が持ちますよ。どうですか、お金の心配さえなければ大きな挑戦してみませんか!』
 
 詳細部分は書けないが、雰囲気は分かっていただけだろうか?
 
 実は現在、ある企みを準備しているが、この4月の衝撃的な事件がきっかけになり、私はこの秋から生まれ変わろうとしているのだ。次号へ続く。
posted by s-housing at 11:37| 中野博のエコマーケティング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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